レビュー: UDON's Art of Capcom: Complete Edition

Udon史上最大のアートブック

『UDON's Art of Capcom: Complete Edition』はかなり大物の本だ。600ページもあるUdon最大のアートブック。実に見事な物である。

一つ覚えておくことは、これは前のUdonからの２つのアートブック、2007年発売の『Udon's Art of Capcom』（304ページ）と2010年発売の『UDON's Art of Capcom 2』（２８４ページ）の編集物だと言うことだ。なのでその２つのアートブックをすでに持っていれば、ほとんど同じ作品を見ることになるので、また買う価値はない。前の２つのアートブックを持っていなければ、これはカプコンアートに紹介される為の素晴らしいコレクションだ。

ほとんどのUdonアートブックとは違い、これはハードカバー版だ。表紙アートは美しい。製本はこの厚さの本にしてはとても良い。見た目と感じは全体的に素晴らしい。紙は少しだけ薄い感じがするが、たいした問題ではない。印刷クオリティは一流で、色も鮮鋭度も良い。

本の内容はゲームごとにアレンジされていれ、すなわちストリート・ファイター（342ページ）、ヴァンパイア（64ページ）、ジャスティス学園（22ページ）、カプコンワールド（４８ページ）、とその他のゲームプロジェクト(119ページ）を含む。ページのかどはこの五つのセクションに分けられている。

最後のその他のゲームセクションはストリートファイターやヴァンパイアなども含む。最大の違いはスプラッシュアートではなく、ゲームスプライト、エンディングのカットシーン、ステージのための環境アート、ゲームをもとにしたコミックパネル、などその他の作品が集めてある。

何が新しいかって？

新しい作品は『UDON's Art of Capcom 2』が発売された2010年以降の物だ。しかし、本の中の作品はアーティストと目的かは書いてあるが、描かれた年は書いてないので、どれが新しいのかを見分けるのは難しい。新しいと分かっているものからは、『Marvel vs Capcom 3 Collector's Edition』のボックスアート、限定版のアートブック用のカバーアート、Marvel vs Capcom２のプロモーションアートとストーリーボード、などがある。

全体的には、これは素晴らしいアートブックだ。中の作品はとても良く、間違いなく値段相応だ。とてもお勧めする。

アメリカから発送の場合、本の重さの追加料金に気をつけること。海外から買う人は近くの本屋と値段を比べてそちらから買うか、値段に輸送費込みのBook Depositoryから買うほうが良いかもしれない。

ハードカバー: 600ページ
出版社: Udon Entertainment (2014)
言語: 英語
ISBN-10: 1927925231
ISBN-13: 978-1927925232

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