マーベラスなアートブック

この本をスリップケースから出した時、私はその厚さに驚いた。３３６ページで、今までのMarvel映画のアートブックの中で一番厚い本だ。頑丈なスリップケースが付いてくる。

このアートブックのハードカバーはとても良い。アメリアで印刷されていることに気づいたが、この本が以前のMarvelアートブックより紙のクオリティが良い理由はそれだろう。

本は監督ジェームズ・ガン（James Gunn）の前書きで始まる。彼がどうこの映画の監督になったのか、そしてアートディレクションの計画について語っている。次の数ページは映画のインスピレーションである元のコミックスについて、そして次の３００ページ以上はすべてコンセプトアートで埋まっている。白い部分が見えないほど絵で埋め尽くされていることには感動した。

アートは映画で現れた順に見られる。キャラクター、宇宙船、インテリアや環境のデザイン、そしてストーリーボードもいくつかある。

含まれているキャラクターはもちろんガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、メインとマイナーなキャラクターたち、宇宙人兵隊、ロナン、サノス、ノバ・コーズ、コレクター、宇宙町の住人とその他たくさんいる。メインキャラクターたちにはいくつかのバージョンがあり、様々な別のデザイン、衣装と表情が見られるのはとても面白い。個人的にはスター・ロードのヘルメットはビデオゲーム『キルゾーン』で出てきそうだと思った。コレクターに注目する作品はいくつかある。キャラクターを一人ずつ説明するには多すぎる数だ。

作品のクオリティについては、ほとんどがとても細かく、すごく良い。環境はシーンにはいくつかスピード ペイントのような作品があるが、雰囲気とライティングを見るためのエクササイズのようだ。良くない訳ではなく、そのままでのとても良い作品なのだが、ディテールがもっとあればもっと良い。ほとんどの作品はデザインに付いて、アーティストからの文が書かれている。

この本には屁理屈もいくつかある。まず、いくつかの作品がページの間の溝に落ち、大事な部分が見えにくくなっている。ページ２と３の、スター・ロードの顔を真っ二つに切ってしまう本の題名アートから、残りの本の予想がつく。アートとはそのように見せる物ではない。もう一つは、もっと環境アートがあれば良いと思ったほど、キャラクターデザインの部分が多かったことだ。

全体的には、これはまた一つのマーベラスなMarvel映画のアートブックだ。

ファンにはとてもお勧めする。

ハードカバー: 336ページ
出版社: Marvel (2014)
言語: 英語
ISBN-10: 0785185534
ISBN-13: 978-0785185536

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