素晴らしいアートブック
ブルースカイ・スタジオにやっと自分のアートブックを持つ時が来て、待った甲斐がある物だ。
この本はでかい。304ページ。ハードカバー。そして重い。もしアマゾンから買うのなら、郵送場所とスピードによって重さのため追加料金がかかるかもしれない。それと、この本はInsight EditionsとTitan Booksに出版されていて、2つの出版社が別々の国に本を出している。
アニメーションスタジオのアートブックを見るのはいつでも楽しい。ドリームワークス・アニメーションは今年に『The Art of DreamWorks Animation』を出して、ピクサーは2007年に『To Infinity and Beyond!: The Story of Pixar Animation Studios』を出している。次に待っている本はソニー・ピクチャーズ アニメーションからだ。
このアート本にはブルー・スカイがどう始まり、それぞれの映画がどう作られたのかが語られている。彼らはコマーシャル作りから始め、アカデミー賞を受賞した短編アニメーション『Bunny』から長編映画を作るまで上がって来たのだ。その間、6人の創設者から『アイスエージ』を手がけた150人に育ち、現在は600人が働いている。
本の文はテーマー、ストーリー、キャラクター、そして『ロボッツ』のさびや『アイスエージ』の動物の毛をどう作ったかなど、テクニカル面のことも書かれている。どう映画がプロダクション中に変わっていったか、ストーリーの書き直し、スクラットの短編のジョークがどうやって出来たのか、どの特殊効果が難しかったか、などなど。面白い逸話などがたくさんある。
私はずっと、『アイス・エイジ』シリーズやドクター・スースの『ホートン ふしぎな世界のダレダーレ』など、なぜいくつかの映画にアートブックがないのか不思議に思っていたが、期待していた作品がやっと全部見られる。『アイス・エイジ』は4つ映画があるのでアートも多い。『ホートン』のコンセプトアートもとても美しい。たくさんの絵は以前アートブックが無かったので未公開だった、見たことの無い物が多い。インターネットでは見たことのあるものがいくつかあるが、全部一つの場所にまとまっているのは良い。
美しいアートワークは大きく複製されている。スケッチ、デジタルペイントや絵画などの作品に見とれながら、ページをゆっくりめくられるのはうれしい。ピーター・デ・セヴ(Peter de Seve)、堤大介、ピーター・クラーク(Peter Clarke)、カイル・マクノートン(Kyle Macnaughton)、と他にも多くの才能あるアーティスト達の作品が見られる。
この本は2002年の最初の映画、『アイスエージ』から2014年の一番最近の『リオ2』までが含まれている。長年にわたって制作されてきたアートと作品を振り返れるブルースカイ・スタジオのアートブックがあるのはとてもうれしいことだ。
これは確実に2014年の最も好きなアートブックの中の一つだ。
とてもお勧めする。
ハードカバー: 304ページ
出版社: Titan Books (2014)
言語: 英語
ISBN-10: 1783293543
ISBN-13: 978-1783293544
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