ストーリーボードがたくさん
すでに『Star Wars Storyboards: The Prequel Trilogy』が発売されているので、セットを完成させるための第二本を期待するのは不思議ではない。
『Star Wars Storyboards: The Original Trilogy』は前の本と同じぐらい厚い352ページだ。ハードカバーで紙のクオリティは良い。
ストーリーボードはエピソードIV、VとVIに分かれており、各エピソードに82、112、と142ページが与えられている。
このストーリーボードはもちろんプリクエル・トリロジーの本よりだいぶ古い。ストーリーボードアーティストの中にはジョー・ジョンストン(Joe Johnston)、ラルフ・マクウォーリー(Ralph McQuarrie)、ニロ・ローディス・ジャメロ(Nilo Rodis-Jamero)、ロイ・カーノン(Roy Carnon)などがいる。合計15人のアーティストたちだ。鉛筆、インク、マーカーやウォーターカラーまで使われており、様々な絵のスタイルも見られる。
もちろん、映画のすべてのシーンが含まれているわけではない。この本に入っているのは特殊効果が必要なシーン、アクションシーンなど、コンプレックスなものばかりだ。構図やストーリーの流れを学ぶのは面白く、空間や透視画法の使い方は見事だ。
アートは素晴らしい。たくさんのストーリーボードは細かく描かれている。反乱同盟軍やストームトルーパーがかぶっているマスクのデザインが分かるほどだ。宇宙船とロボットも同じだ。
この三つの古い映画のストーリーボードを見るのは面白い。今の映画やSci-Fiの標準と比べたらテクノロジーがかなり時代遅れなはずなのに、絵で見るとそうだと全く感じない。
本の中の文はシーンの説明のキャプションでしかない。
これはプリクエル・トリロジーの本と相性が良い素晴らしいアートブックだ。
スターウォーズとストーリーボードが好きな人にはとてもお勧めする。
ハードカバー: 352ページ
出版社: Harry N. Abrams (2014)
言語: 英語
ISBN-10: 1419707744
ISBN-13: 978-1419707742
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