レビュー: Jiro Taniguchi Venice (Louis Vuitton Travel Book)

美しい。

ルイ・ヴィトンの『トラベルブック(Travel Book)』は、様々なアーティストが、それぞれ違う都市の風景を描くシリーズである。

これまでに、ロンドン、パリ、ニューヨーク、イースター島、ベトナムの6冊が刊行されていて、今年2014年に出たのがヴェネツィアである。

この巻は、日本人の漫画家・谷口ジローが担当している。

判型はA4版横くらいで、132ページのハードカバーである。小口(ページの切断面)は明るいオレンジで塗られていて、角は丸く、カバーはゴムバンドで綴じられている。紙はマット紙である。僕はこの仕様を見て、モレスキン(Moleskine)のフォリオコレクションのスケッチブックを思い出した。

本の内容としては、主人公である若い男性が、彼の祖父母のヴェネツィアにおける足どりをたどる物語になっていて、漫画のようにコマ割りがされている。男性は、古い家族写真と実際に彼が見た景色を照らし合わせながら旅をし、その旅とともに、ヴェネツィアの名所と景色が映し出されていく。

そのアートワークはとても美しく、細部にわたるまで描写されている。見るべきところがたくさんある。描かれている場所すべてを訪れ、こんなに細かい絵の数々を完成させるのに、著者はどれだけの時間と労力を費やしただろうか。想像するだけですごい。

谷口ジローは鉛筆と水彩を使っている。下描きがされているかは定かではないが、わずかながら漫画独特の下描きの線が残っているように見える。アートとプレゼンの要素を漫画に加えた構成がすばらしい。歩き廻る旅行者の雰囲気が見事に表現されている。

テキストは日本語、英語、フランス語の3ヶ国語。

このルイ・ヴィトンの『トラベルブック(Travel Book)』 シリーズは、安価ではない。しかし、この収録されている作品のクオリティと量を思えば、決して驚くような金額ではない。

通常版の他に、50部のみ革張りの限定版も製作されていて、一部のルイ・ヴィトンの店舗で購入することができる。こちらはなかなか高額である。

すばらしい本である。かなりおすすめ。

Jiro Taniguchi Venice (Louis Vuitton Travel Book)

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