映画のための素晴らしいアートブック

このアートブックを見ていたら第９地区のアートブックを思い出した。ニール・ブロムカンプ（Neill Blomkamp）監督はまた第９地区のプロダクションデザイナーのフィル・アイビー（Phil Ivey）とWetaワークショプでチームを組んでいる。エリジウムは決して第９地区の続編ではないが、アートには同じ世界から来ているような雰囲気がある。ただし、エリジウムでは年が２１５４年だ。

内容は地球上とエリジウム、だいたい二つに分かれる。エグソスーツ、ロボット、宇宙船、武器、環境やほかのコンセプトアートのデザインがある。地球上で見られる物のデザインはきれいで輝いているエリジウムの物より、風化され長く使われた感じがする。そんな対照的なスタイルが興味深い。

ロボット警官はなかなかカッコいい。ブロムカンプ監督はPG−13指定に限定されるのが嫌いなので、マックスと彼のエグソスーツの入ったデザインには恐ろしいものもある。

エリジウムには、シッド・ミード（Syd Mead）が寄稿したアートがいくつか本に入っている。作るのに１０ヶ月もかかったエリジウムの詳細なスケッチと最終レンダーも見られる。

全体的には、アートはとても良く、デザインやシーンの撮影法など、読むことがたくさんある。

映画のための素晴らしいアートブックだ。

ハードカバー: 176ページ
出版社: Titan Books (2013)
言語 英語
ISBN-10: 1781162476
ISBN-13: 978-1781162477

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