レビュー: Cheri Samba Paris (Louis Vuitton Travel Book)


面白いスタイル

シェリ・サンバ(Chéri Samba)はコンゴ出身の画家で、キンシャサとパリに居を構えている。

『Chéri Samba Paris』は、ルイ・ヴィトンの『トラベルブック(Travel Book)』シリーズのうちの1冊である。このシリーズでは、ひとつの巻につきひとつの都市が、それぞれ別のアーティストによって描かれる。

この本は、サンバがパリを歩き回る個人的な旅の体験が編まれている。1ページもしくは見開きをコマのようにする、漫画的手法をとっている。フランス語で書かれてはいるが、ときどき吹き出しやナレーションも登場するし、彼自身も登場する。彼は、人物を絵に描きいれるとき、時にそれが自分自身だと分かる人たちもいて、それが問題となることもある、と言っている。

彼の作品で面白いのは、全体を通して使われている青とピンクである。青とピンクは背景の空の色として使われ、パリの建物や風景とのコントラスト効果が著しい。個人的には、その色使いは場違いで不快なものに感じた。しかし、自分が見慣れているスタイルではないというだけで、新鮮なパリの描き方であることは確かである。

描かれている風景は、旅行者が初めてパリを訪れた際に経験するオーソドックスなものだと思う。電車に乗ったり、興味深いスポットを訪れたり、恋人同士のキスシーンを目撃したり。もちろん、街の様々な建築物を楽しんだりもしている。この本の建築物は、非常に微細に描かれている。サンバは、彼の描いている建物の多くがそうであることから見てとれるように、シンメトリーな建物を描くことを好むと思われる。カバーの建物もしかり、である。

160ページのハードカバーで、判型はA4程度。ページの角は丸く、小口(ページの切断面)は赤く塗られている。カバーは、ゴムバンドで綴じられている。

この本は決して安くはない。50部のみ革張りで箱入りの限定版も製作されていて、一部のルイ・ヴィトンの店舗で購入することができる。

この本は、買う前に実物を見るべき本かもしれない。僕としては、僕が前にレビューしたロンドン、ベトナム、そしてヴェネツィア版の方をおすすめする。

Cheri Samba Paris (Louis Vuitton Travel Book)

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