レビュー: The Art of Mr. Peabody and Sherman

すばらしいアートブック

映画『Mr. Peabody and Sherman』の、完成度の高いアートブックである。1960年代風の簡易なカートゥーンキャラクターが、ドアを通り抜けると現代風の、ディテールに富んだキャラクターに変化する─そんな演出の表紙が好きだ。

映画とアートブックは、1960年代のテレビアニメシリーズであった『Rocky and Bullwinkle』の一エピソードである『Peabody's Improbable History』の現代版である。昔のキャラクターが、大スクリーン用にとても上手に生まれ変わっていて、その変わり様を見ることがとても楽しい。更に、歴史上の人物であるレオナルド・ダ・ヴィンチやクレオパトラなどがどんなふうにキャラクター化されているのかを見るのも面白い。

アートブックでは、キャラクターデザイン、環境設定、背景美術、小道具が紹介されている。全体的に昔のカートゥーンアニメーションを意識したアートワークで、デザインは様式化されてはいるが、細部まで描写されている。デザインはすばらしい。ほぼフルカラーではあるが、たとえば白黒のペンとインクで描かれた新聞連載のコミックのように細部まで描けない状況だったとしても、うまくハマりそうなアートワークだ。

僕は背景デザインの部分がとても気に入っている。ピーボディ(Peabody)の家はどこか懐かしい感じを残しつつも、とてもモダンでこじゃれている。シャーマン(Sherman)の部屋は子供らしい物で溢れていて、とても居心地がよさそう。他にも、歴史を遡って彼が訪れたエジプト、フィレンツェ、トロイなどの背景美術も収録されていて、このあたりはもっとあればよかったのになと思う。

巻末にはミスター・ピーボディ(Mr. Peabody)とシャーマン(Sherman)の対話形式のQ&Aが収録されていて、映画製作が技術的な側面から説明されている。これは、3D技術を駆使して作られる非常に複雑なドリームワークスのアニメーションを、分かりやすくシンプルに語っているものだ。

すばらしい本である。

ひとつ補足しておくと、この本の版元は2つ存在する。アメリカで流通しているのはInsight Editionsのもので、その他の地域ではTitan Booksのものが販売されている。

The Art of Mr. Peabody and Sherman

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『The Art of Mr. Peabody and Sherman』は以下の書店にて取り扱い中。

出版社 Insight Editions:
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出版社 Titan Books:
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