設定画のスタイルが好みじゃない人もいるかも

この本の設定画はとても充実しているが、私にとってはあまりガツンとくるものがなかった。

設定画の90％は背景美術で、上海、水上戦、飛行場、刑務所、山脈、ダム、スエズ、そして少しだけマルチプレイヤー用の設定も含まれている。背景はほとんどがビルのある都会で、たまに海や山が挟まれる感じである。

キャラクターデザインのページはほんの少し。そこではもちろん兵士たちはフル・ミリタリー装備である。しかしミリタリー要素の強いゲームであるのに、武器や装甲車のデザインが載っていない。皆無である。もし兵士が手にしている武器の数を数えたいのなら話は別だが、武器自体の3Dモデルもレンダリング画像もない。
それでも、兵士たちの戦闘服はとてもかっこいい。彼らがこんなにたくさんの重い荷物を持って一体どうやって動けたのか、疑問である。

背景の設定画自体はとてもそっけないものに思えた。緻密画もあるしラフ画もある。3Dモデルよりデジタルペインティングの方が多く、それがあまり私の好むところではなかった。

ライティングも空気感も、テクスチャーも詳細も、よく捉えられているのだけれど、何かがしっくりこない。私は比較的ラフの方が好きで、それは戦艦であったり、とにかく3Dモデルで製作されていると思われる箇所だった。

興味深いのは、『バトルフィールド3』の時にはコンセプトアーティストは１人だったのに、続編である今回は５人起用していることである。

私が主に気に入らなかったのは、背景画のアートのスタイルだった。人によっては好きかもしれないし、好きではないかもしれない。なので、購入する前にまずはページをめくってみることをおすすめする。

ハードカバー: 192ページ
出版社: Titan Books (2013)
言語 英語
ISBN-10: 1781169284
ISBN-13: 978-1781169285

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