謎めいたピーター・クーパーの素晴らしいアートブック
ピーター・クーパー(Peter Kuper)は1977からニューヨークに住んでいる。MADマガジンの『スパイvsスパイ』を描いた人物が彼だ。
『Drawn to New York』は彼が初めて訪れた時、1968年からずっと惹かれてきた町のスケッチ、イラストレーションやコミックのコレクションだ。
スケッチには町の観察と彼から見た町、道や人々が描かれている。ある時はインクだけで描いてあり、ほかは色鉛筆や水彩画であったり。たまに、レシートや写真がスケッチブックに貼ってあるのが見られる。彼はいろんな表現手段を使っているのだ。
短いコミックもいくつか入っている。一部は1981年にブルックリン・ブリッジを登った時など、彼の町の冒険を描いている。ほとんどはフィクションでとても想像力がありながら、町に影響を受けている。経済状況を描くものもあり、人々の日常を描くものもある。9月11日のもある。彼がストーリーテラーであることがコミックを見てよくわかる。
ほかにはタイム誌やニューヨーク・タイムズなどのためのイラストレーションも含んである。
彼のスタイルはとてもカジュアルで、町の雰囲気をうまくつかんでいる。シリアスな話や暗い話の時もそのスタイルを使っている。
全体的には謎めいたピーター・クーパーの素晴らしいアートブックだ。
ハードカバー: 208 pages
Publisher: PM Press (2013)
Language: 英語
ISBN-10: 1604867221
ISBN-13: 978-1604867220
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