思った以上に良い
主人公がカタツムリの映画のアートブックには正直あまり期待していなかった。しかし驚いたことに、アートブックはなかなか良い。何といっても『ターボ』はドリームワークス(Dreamworks)が出した映画なのだから。
カタツムリのキャラクターデザインは可愛い。カタツムリのぬるぬる感は除かれ、いろんな色や形で描かれている。殻のデザインもおもしろい物が多い。一番良く面白い物はレーサーカタツムリのレースエンジン殻だ。炎を出す排気管の付いたつやつやした殻。死んだミツバチを運んでいるものもある。シンプルな人間のキャラクターデザインも少しだがある。キャラクターデザイナーたちはシャノン・ティンドル(Shannon Tindle)、シルヴィアン・デボッシー (Sylvian Deboissy)、野口孝雄 (Takao Noguchi)などだ。
シーン絵画はとても美しく、構図と色使いがとても良い。いくつかはドミニーク・R・ルイス(Dominique R. Louis)とマイク・ヘルナンデス(Mike Hernandez)に描かれている。彼らは光と色の使い方が抜群だ。
マクロス・マテウ-メストレ(Macros Mateu-Mestre)のストリーボードは素晴らしい出来だ。シンプルなグレースケールなのだが、どんなサイズで見ても良く見える、構図の良い有効なストーリーボードだ。
私はタコスショップのデザインもすごく好きだ。かなり個性的なデザインになっているが、お客さんが長い間そこで食べてたようなリアル感ちゃんと出ている。ほかにはレーストラックやF1のレースカーのようなデザインもある。
スタッフからのコメンタリーはたくさんあり、ジェフリー・カッツェンバーグ(Jeffrey Katzenberg)の前でアニメーションのことは全く知らないと自分を紹介したライアン・レイノルズ(Ryan Renolds)からの面白い前書きもある。
もう言ったように、表紙にカタツムリの付いた想像以上に良いアートブックだ。
ハードカバー: 160 pages
Publisher: Insight Editions (2013)
Language: 英語
ISBN-10: 1608872122
ISBN-13: 978-1608872121
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