Weta Workshopと言えばクオリティの高い作品の代名詞。The Art of District 9はこれまでアバター、ロード・オブ・ザ・リング、キングコング、そしてナルニア国物語と言った結果を出し続けてきた彼らの次なる証明だ。
この本は160ページにもわたるハードカバーにも関わらず、一般的な同サイズのアートブックよりも数ドル安い。とてもお買い得だ。
コンセプトアートが多く収録されており、ほとんどの物は最終的なデザインに行き着くまでの過程が示されたスケッチがついていてアイデアから決定稿に至るまでの過程がよく分かる。エイリアン、小物、武器やエイリアンの母艦などのデザインなど。全ての画像はとても綺麗に印刷されており細部までじっくりと見ることができる。
本を読んでいくと劇中で見た事は本当に一部だったと知ることになる。没になったデザイン等も見ることができ、例えばボタンを押して内臓を収穫する内臓収穫機、実物大のエクソスーツの別バージョンなんかも収録されている。これらのかなり完成されたデザインが没になっているのを見るにつけ、各アーティストの苦悩は想像するに難しくない。幾つかの素晴らしい母艦の没デザインもある。
沢山のアートスケッチに加え、多くの彫像の写真も掲載されている。中でも武器のデザインは特に目を引く。大きくページに渡って印刷されており数も多い。
本文ではリードコンセプトデザイナーのGreg Broadmore、クリーチャーデザイナーのDavid Megn、Neill Blomkampそしてその他大勢のアーティスト達が裏話やデザインの過程などを話してくれている。
2010年に発行されたアートブックの中でも良い物だ。
とてもお勧め。
ハードカバー: 160ページ
出版社: Harper Design
言語 英語
ISBN-10: 0062064304
ISBN-13: 978-0062064301
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